伴走型の支援で、当社の飛躍を後押ししていただきました。

株式会社エー・エル・シー

代表取締役社長 森田 邦裕氏

森田 邦裕

以前の経営課題や状況について教えてください。

経営・財務管理体制に課題

当社(株式会社エー・エル・シー)は、静岡県・神奈川県・東京都で正規輸入車の販売・整備・点検を手がけるカーディーラーです。

スペシャルカーであるFerrari、ラグジュアリーブランドであるBMW、LAND ROVER、スタイリッシュブランドであるBMW MINI、PEUGEOT、FIAT、高級二輪車ブランドであるハーレーダビッドソン等、合計13ブランドに亘る幅広いラインナップを取り揃えております。1988年の創業以来これまで、大変多くのお客様と深い関係を築いております。

大和PIパートナーズ(DPI)に資本参加いただく前は、当社は経営・財務管理体制に課題を抱えておりました。

取扱いブランドの増加によりお客様の裾野が広がったことで順調に売上を伸長させていたものの、在庫管理の不徹底やノンコアビジネスへの投資によってキャッシュフローが悪化していました。また、財務戦略も十分に立案できていなかったため、数十本に渡る銀行借入が併存しており、重い返済負担や事務負担が発生していました。

森田 邦裕

今回の支援はどのようなものだったでしょうか?

DX、そして財務戦略のテコ入れにより収益性・キャッシュフローが改善、積極的なM&A戦略を可能に

当社は、2016年にDPIに資本参加していただき、DPIから玉澤さん・瀬在さん・柴原さんの3名が当社役員に就任しました。

それ以来、DPIの方々には、取締役会や経営会議等の会議への参加のみならず、事業運営から資本政策まで幅広い経営上の課題や悩みについて、常日頃からアドバイスや意見を頂いております。また、瀬在さん、柴原さんには当社に常駐していただき、伴走型の支援もしていただきました。

DXによる経営の見える化からスタート

DPIによる経営支援が開始し、中期経営計画を策定する過程で、まず初めに経営の見える化に着手しました。

当時、業績状況を把握するまでに数か月のタイムラグが発生しており、その精度も決して満足のいく水準ではありませんでした。DPIとともに業務システム・会計システムの刷新や統合を推進した結果、リアルタイムに業績を把握することができるようになりました。これにより、1台当たりの販売利益管理や適切な在庫水準といったKPI管理体制を構築しました。

財務戦略の見直しへ

次に、財務基盤の整備に取りかかりました。

DPIからの投資以前から金融機関からの借入を行っておりましたが、当時は財務戦略まで手を付けられておらず、契約が数十本も存在するような状況でした。

DPIと膝詰めで議論して策定した中期経営計画をもとに、DPIに金融機関との交渉を主導していただき、数十本存在していた借入を1本のシンジケートローン契約にまとめていただきました。元利金支払いや事務負担の削減だけなく、成長に必要な設備投資資金を十分に確保することができました。

積極的なM&A戦略の推進が可能に

これらを通じて、2018年には既存ビジネスにおける収益性の強化・キャッシュフローの改善を実現でき、積極的なM&A戦略に大きく舵を切ることができました。

足元では年間1件以上のペースでM&Aを行っております。DPIには、買収候補先のソーシングから、買収スキームの検討、買収資金の調達、買収候補先との交渉、買収後のPMIに至るまで、ワンストップでのサポートを頂いております。買収時には赤字業績の会社もありますが、全て買収1年以内には単月黒字化を達成しています。

今では、多くのM&A、買収実行後の業績改善ノウハウが社内に蓄積されており、今後も積極的にインオーガニックの成長機会を狙っていきたいと思っています。

森田 邦裕

経営改善を経て、どのような今後をイメージされていらっしゃいますか?

日本一スペシャルなカーディーラーを目指す

当社の売上高は、過去5年間の平均で14%を超える成長を遂げています。利益率やキャッシュフローも大幅に増加し、強固な財務体質を有する会社となりました。正社員の従業員数も2016年4月時点の約200名から2022年3月末時点で約410名まで増加し、大きな雇用機会も創出することで地域社会への貢献も行っていると自負しております。これらの成果は、DPIのサポートがなければ実現することはできませんでした。

DPIと当社がチーム一丸で築いているものは、決して会社の業績だけにとどまりません。特別な企業価値を創造していくこと――そのためには、誠実なコーポレートガバナンス、厳格なコンプライアンス、強固な内部統制システムの構築など、会社の業績や規模だけではなく健全な企業文化の育成こそが、サステナブルな企業成長のための何よりも重要な要素であるという価値観を常に共有し、実践しております。

一方で、市場にアピールできる独創的な取組みと、CS(Customer Satisfaction:顧客満足度)やES(Employee Satisfaction:従業員満足度)の向上に謙虚に向き合う姿勢も欠かせません。

私たちのモットーは『You are my special~特別なお客様に、特別な商品を提供する、私たち自身が特別であること~』です。

常に、私たち自身がスペシャリストとしての努力を怠らず、お客様に信頼され、社会に必要とされ、全てのステークスホルダーにとって、少しでも「特別な存在」だと、認めていただけるよう、取り組んでいかなくてはなりません。

ひいては、「日本一スペシャルなカーディーラー」を目指し大きく成長していくために、これからも、特別な企業価値の創造に、精一杯、努力をしてまいります。

DPIの皆さんとの強固なタッグが、それを実現する一番の近道だと、確信しております。